眠りの決められ方を知らないと眠れない理由もわからない!

不眠中の素朴な疑問。人はどうして眠るの?眠るようになっているからには理由があるはずですよね。

眠れる、眠れないの違いは何?決められ方は?知ってビックリ!眠れない理由がわかったんです。

なぜ、人は眠る?

なぜ、人は眠るの?という素朴な疑問ですが、答えは脳と身体を休ませて回復させるためでした。 身体は横になっているだけでも休めますが、脳を休ませるには眠るしかないのです。

疲れた脳と元気な脳

1日中、全身を休まずコントロールしている脳は疲れてしまいます。脳はあまりに高度に発達しているので回復や修復に何時間もかかります。

人が眠くなったり起きたりする理由

眠くなったり起きたりすることを睡眠調節と言い、眠りは概日リズムの調節ホメオスタシスの調節2つの法則でコントロールされています。

概日リズムの睡眠調節

概日がいじつリズムの睡眠調節は眠りは脳内に存在する体内時計に管理されているというものです。体内時計は概日リズムの指令を出していて体内時計の指令にもとづいて脳は眠気を発生させます。

体内時計は目の後ろ側の視神経の奥、脳の視床下部ししょうかぶ視交叉上核しこうさじょうかくというところにあります。眠りが光の刺激で影響を受けるのは目の後ろ側に体内時計があるからです。脳の松果体しょうかたいというところから睡眠物質が分泌され眠気が起きるのです。

体内時計の場所

伝えるのはニューロン

脳には神経細胞(ニューロン)が神経繊維をつないで回路を作っています。 接点シナプスで出される化学物質や神経伝達物質を通じて情報を伝え眠りの調整をします。

ニューロン

神経細胞(ニューロン)からの情報は脳に刺激を送る場所へ行き、大脳皮質だいのうひしつへ刺激を送ります。刺激が多いと脳は起きていますが、少なくなったり動きが止められたりすると眠くなります。

ホメオスタシスの睡眠調節

ホメオスタシスの睡眠調整は眠らずにいる時間の長さによって、睡眠の質と量とが決定されるというものです。( ホメオスタシス=恒常性=変化を受けても一定を保とうとする )

伝えるのは睡眠物質

人はある程度、起きていると脳内に睡眠物質が貯まります。脳の松果体しょうかたいから分泌され脳脊髄液のうせきずいえきから脳全域に伝えられ睡眠物質は中枢に働きかけて睡眠と覚醒をコントロールします。

睡眠物質は動物の脳・血液中の濃度が上昇することで、生理的な睡眠をもたらし、あるいは睡眠を持続させると考えられる生理的物質の総称。人口化合物は睡眠物質とは呼ばない。

出典:医療・看護・介護のための睡眠検定ハンドブック(2013)『第1章 睡眠の科学的基礎』全日本病院協会出版

体内時計のリセット

体内時計の1日の時間についてはいろいろな説がありハッキリ何時間とは言い切れません。個人差はありますが、一般的には体内時計の1日は25時間と言われています。

体内時計のイメージ

体内時計は24時間ピッタリではないので、放って置けばズレたまま時間を刻んでしまいます。体内時計のズレを修正するためにリセットが必要になります。

体内時計のリセットには毎日の通勤や通学といった社会生活をリズムとして使っています。

現代では生活が多様化し夜でも光にあふれた生活を送ることが多くリセットがうまくできないこともあるのです。


体内時計は概日リズム(概ね1日)の単位で動いて眠りと覚醒に指令を出しています。1日の間に何らかの理由でリズムが狂いつづければ、朝にリセットしてもズレることもあります。

執筆時の定説を紹介しています。ご了承ください。

まとめ

  • 人が眠るのは脳を休めるため
  • 眠りの決められ方は2通りある
  • 1つは体内時計が1日の管理をしていて昼と夜の判断をし夜になると眠くなる
  • もう1つは起きていた時間によって眠りの質と量が決まる
  • 睡眠物質が貯まらないと眠くならない
  • 2つの情報で脳は眠りの量と質を決めて命令を出している
  • 24時間ではない体内時計は毎朝リセットしないとズレたまま時を刻む

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